センター通信より

ボランティア紹介


今、思うこと

新上五島町あいサポートの会 C.H


 私は、新上五島町で開催された第一回目の音訳ボランティア養成講座を受講して二十年近くなります。 その間には闘病生活等いろいろあり活動を時々休みながらも現在に至っています。 「辞めよう」と思った時期もありましたが、私たちの会の方は全員仕事をしながらボランティアをしています。 その姿に、(私のできる事を手伝おう)と思いしばらくは皆さんの録音したCDをコピーして利用者に発送するという形で活動に携わっていました。
今私は、福岡へ一カ月に一回通院しています。福岡の娘宅で何気なくテレビをつけた時、白髪の女性達数人がいきいきと録音している姿が映し出されました。 (何をしているのだろう)と思ったら音訳ボランティアの方々の活動紹介でした。 内容ははっきり覚えていないのですが、ほとんどの方が八十歳くらいだったと思います。
私は今年七十五歳になります。(そろそろ音訳ボランティアを辞めた方が良いのかな)と考えていた時、流れていた白髪の女性の方々の録音風景を見ていて (私にもまだできるのではないかな)という思いがあふれ、年を重ねて「もうできないかな」と思った時に辞めればいいかなと思い直し、 今年二月から町の広報誌を時間が取れる時に録音しています。 なかなか読み方にも納得いかず、もどかしさを感じる時も多々ありますが、初心にかえりもう一度勉強し直し楽しみながら音訳ボランティアをしていこうと 心を新たにしているところです。七十五歳からの新しい出発。楽しみます。


以上